娘の新生活が始まった頃。
しばらくは寂しさよりも、
「受験が終わった」
「無事に送り出せた」
そんなやり切った気持ちの方が大きくて、
毎日を慌ただしく過ごしていた。
でも、こちらの生活が少し落ち着いてくると、
不思議なくらい、むくむくと
毎日小さな心配ばかり浮かんできた。
振り返ってみれば、
どれも親の私が心配しすぎていただけのことばかり。
娘が一つずつ
乗り越えながら、
少しずつ自分の生活を作っていった。
今回は娘が大学生になり
一人暮らしを始めた頃、
私が本当に心配していたことを
振り返ってみようと思う。
生活面で心配だったこと
一番最初に心配だったのは、
毎日の生活のことだった。
朝、ちゃんと起きれるかな?
朝ご飯は食べているかな?
ゴミの日は分かっているかな?
家の中は大丈夫かな?
そんな小さい心配が、
毎日のように浮かんできた。
娘の大学は、アパートから電車で通う距離にあり、
一限からの授業がある日も少なくなかった。
高校の時は毎朝パパが学校まで送迎していた。
その頃のことは
ブログに登場しないパパの話|娘を支えた朝の送迎時間
に書いています。
娘が高校生まで、私は毎朝「起きなさい!」と
何度も声をかけていた(笑)
一人でちゃんと起きて、大学へ通えるのか、
それだけでも心配だった。
そして、
満員電車に乗って行けるのかな?
なんて心配もした。
受験の日。
ぎゅうぎゅう詰めの電車を降りた娘が、
あー、もう絶対こんな電車には乗りたくないわ。
と、苦笑いしていた娘の姿を思い出しては、
「今日は少しでも電車が空いているといいな」
そんな風に思ったりした。
それからゴミの日。
一人暮らしをするまで、
ゴミ出しなんてしたことのない娘。
ちゃんとゴミは出しているかな?
部屋は大変なことになっていないかな?
家事はしっかりやれなくてもいい。
でも、自分なりの生活のリズムを
少しずつ作っていけるといいなと思っていた。
そんなことを願いながら、
娘の新生活を見守っていた。
当時は毎日心配ばかりしていたけれど、
今思えば、その一つひとつが娘の
「自立」の始まりだったかもしれない。
お金のことで心配だったこと
生活の次に心配だったのは、
お金のことだった。
高校生の頃はお金が必要になれば、
私が銀行でおろしてきて、
家で渡していた。
だから、ATMでお金なんておろしたこともない娘。
高校時代は部活や受験で忙しくて、
一緒にお買い物へ行く機会もほとんどなかった。
お金の使い方やや管理のことを、
ゆっくり話す時間もなかったのだ。
だから、一人暮らしが始まってから、
お金をちゃんとやりくりできるのかな
と心配だった。
娘はおしゃれが大好き。
洋服や美容院にはお金をかけたいタイプ。
親としては、おしゃれもいいけど、
その分、ご飯を我慢していないかな。
異様のあるものをちゃんと食べているのかな。
節約しすぎたりしていないかと気になっていた。
そして、もう一つ心配だったのは、
クレジットカードだ。
今は、携帯とクレジットカードが連携して、
簡単に買い物できる時代。
娘もいざというときのために
クレジット機能を付けていた。
便利だからこそ、
使いすぎていないかな?と
そんな心配もあった。
一人暮らしが始まると、
お金の使い方も自分次第。
口を出さないようにと思えば思うほど、
余計に気になってしまっていた。
大学生活で心配だったこと
生活、お金のことと同じくらい心配だったのが、
大学生活のことだった。
大学のことは親の私もよく分からない。
長女から「履修登録は自分で決めるんだよ」と
聞いていたものの、
高校までのように決められた授業を
受けるのとは全く違う世界だった。
どう授業をとるのか。
何が必修なのか。
レポートで中心の授業なのか、
それともテストで評価される授業なのか。
向き不向きがあるとは思うが、
全部レポートのものだったりすると大変だと
聴いたりすることもあった。
娘が一人で決めなければいけないと思うと
とても心配だった。
でも、大学生だった長女に話を聞くと、
「すぐにお友達が出来て、
お友達と相談しながら決めたり、
分からなければ、先輩や先生に聞けば大丈夫だよ。」
と言われて、少しほっとしたことを覚えている。
ちょうど長女が近くに住んでいたこともあり、
困ったときには相談できると思えたことも、
私には大きな安心になった。
履修だけではなく、
サークルや部活動に入るのか
アルバイトをするのか。
大学は自分で考え、自分で選び、
自分で行動することが本当に多い場所だなと思った。
そして、必死に勉強して合格した大学。
その努力をずっと見てきたからこそ、
授業についていけるかな。
レポートはちゃんと書けるかな。
そんな心配もあった。
その心配は今でも少しあるけどね(笑)
そして大学では、勉強も大切だけど、
それ以上に、
「この大学に入ってよかった」
そう思える4年間になるといいなと思う。
同じ目標を持った仲間と出会い、
大学生活を楽しめるといいな。
大学に入ってからは
ずっとそんな風に思っている。
防犯面で心配だったこと
一人暮らしで、もう一つ心配だったのは
防犯のことだった。
夜遅く暗い夜道を歩いて帰ってくる娘を想像すると
すごく心配になった。
それと同じように人との関わりも
気になった。
親から見るとまだまだ世間知らずな
可愛い娘。
「そんなうまい話…」と笑えてしまうようなことでも、
信じてしまわないかな。
そんな心配までしてしまうのが、親なんですよね。
だから、
「困ったことがあった時には、すぐに誰かに相談してね」
「知らない人に、すぐ連絡先を教えたりしちゃだめだよ」
そんなことを何度も伝えて送り出した。
健康面で心配だったこと
健康面も、とても心配なことの一つだった。
もともと健康には自信がある次女。
大きな病気はしたことがないし、
風邪で学校を休むことは殆どなかった。
それでも、一人暮らしとなると話は別。
熱が出た時には1人で病院に行けるかな?
体調を崩した時、ちゃんと誰かに助けを求められるかな?
そんなことを考えたりした。
もちろん病気にならないことが前提だけれども、
万が一に備えて、近くの病院、休日診療は一通り調べておいた。
マイナンバーカードもきちんと更新を済ませておいた。
それでも、私にはもう一つ心配に思うことがあった。
生理痛がひどい次女は、
吐いてしまうこともあるほどだったから、
毎月ピルを服用いる。
新しい場所で、1人で知らない病院に行けるかな。
信頼できる、娘に合っている病院を見つけられるといいな。
そんなことも思っていた。
そして、産婦人科で働くナース
あるあるかもしれないが、
仕事でいろいろなケースを見てきた分だけ、
つい万が一のことまで考えてしまう。
「娘はきっと大丈夫」
そう思いたいけど、
心配ばかりが先に浮かんでしまう。
本当に職業病だなと思う(笑)
体調を崩した時に、
すぐに助けてあげに行けない分、
不安は大きかったけれども、
娘自身も、「離れたからこそ、自分でしっかりしなくちゃ」
そんな気持ちがあったのか、
体調面は今まで以上に気を付けるようになった気がする。
自分で今まで以上に体調管理をする娘を
見ていると、
少し離れてみるのも大切だったんだなと思う。
娘が教えてくれたこと
娘が一人暮らしを始めた頃は、
生活のこと。
お金のこと。
大学のこと。
防犯のこと。
健康のこと。
毎日のように心配ばかりしていた。
でも、振り返ってみると、
そのほとんどを娘が自分の力で、
乗り越えていった。
私は何も手伝っていない。
生活のリズムも、
お金の管理も、
大学生活も。
少しずつ自分なりのやり方を見つけていった。
もちろん、今でも心配は尽きない。
親だから。。。
きっと、この先も子どもが新しいことに挑戦するたびに
私はまた心配するのだと思います(笑)
でも、そのたびに子どもも
一つずつできることを増やしていく。
親が少し手を離した分だけ、
子どもは自分で考え、自分で行動し、
また一つ成長していく。
娘を送り出してからは、
そんなことを少しずつ感じるようになった。
今、一人暮らしを始めたお子さんや、
そしてこれから始めるお子さんを
心配しているお母さんへ。
その心配は、きっとみんな同じです。
でも、子どもは親が思っている以上に、
ちゃんと前に進んでいける。
親は心配しながら、見守り、
子どもは少しずつ自分の力で歩いていく。
私は娘から、そのことを教えてもらいました。
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