少しずつ片付けられていく娘の部屋~まだ隣のベッドで寝る娘~

子育て・反抗期

段ボールに入ったもの。
持っていく服。
置いていくもの。

ごちゃごちゃだった参考書もひとつにまとまり、

部屋の中が少しづつすっきりしていく。

同じ部屋のはずなのに、

荷物が減っていくたびになんだか広く見える。

まだ娘が部屋を出たわけではない。

でも、部屋の景色は少しづつ変わってきている。

引っ越しの日が近づいてきていることを、

部屋の中の空気が教えてくれているようだ。

少しずつ空いていく娘の部屋

引っ越しの準備でまとめられた荷物が

部屋のあちこちに並んでいる。

必要なものを選び、

新しい生活に持っていくものを少しずつ整えていく娘。

棚の中も、
机の上も
すっかり何もなくなった。

見るたびに、
娘が家を出る日が近づいていることを感じる。

それでも、まだ残っているものがある。

娘が毎晩寝ているベッドだ。

ベッドはまだ隣にある

我が家は部屋が多いわけではない。

娘のベッドは、わたしのベッドのすぐ横にある。

もともとは、2段ベッドだったものを、

今は分けて、横に並べて使っている。

子どもたちが小さかったころには
上と下をだれが使うかで、

毎晩のように取り合いをしていた。

そんなベッドで、
今も娘はいつものように寝息を立てて眠っている。

もうすぐ家を出ていくのに、
まだ、手を伸ばしたら、触れることのできる位置。

それが、なんだか不思議だった。

うれしいのに、寂しい

娘が志望していた大学に受かった時、

本当にうれしくて、
家族みんなで、飛び上がって喜んだ。

娘の努力を見てきたからこそ、
あの日の嬉しさは、今でも忘れられません。

合格発表の日のことはこちらにも書いています。
大学合格発表の喜びの後に待っていたもの|学費と入学手続きのリアル

でも、こうして引っ越しの準備が進めば進むほど
少しずつ寂しさや心配も大きくなる。

子どもが成長していくことはうれしいことのはずなのに、

その背中を見送るのはやっぱり寂しい。

それでもふと、
いたずらな笑顔で笑う娘の顔を見ると思い出す。

小さなころから変わらないあの笑顔だ。

変わっていく家族のカタチ

娘が家を出たら、
この部屋の使い方も変わっていくだろう。

娘のいた部屋には息子が寝る予定だ。

そして、私は、夫婦の寝室の戻ることになるかもしれない。

家の中の景色は少しずつ変わっていく。
家族の形も、
少しずつ変わっていく。

でも、今はまだ私の隣のベッドには娘が眠っている。

夜、少しだけ話して寝るときもある。

何も言わずに眠る日もある。

そんな当たり前も、
あと少しなのだと思うと、
胸の奥が少しきゅっとした。

まだ隣にいるのに

娘はまだここにいる。

隣のベッドで眠っている。

それなのに、
部屋の景色や暮らしの形も少しずつ先へと進んでいく。

子どもが家を出る準備は、
荷物をまとめることだけでなくて、

母の気持ちを少しずつ整理していく時間なのかもしれない。

これからも同じような時間を迎える方がいたら、

何でもない今の時間もきっと後から大切な時間になると思う。

まだ隣にいる時間。

まだ声が聞こえる夜。

まだ同じ家で眠っている日々。

そんな当たり前を、
もう少しだけ大切にしたいと思える。

引っ越しの前に、「あの時、こうしておけばよかった」と
思ったこともありました。その時のことはこちらに書いてあります。
大学生の娘の引っ越し当日|最後まで我が家らしい1日

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