ブログを始めた頃、
我が家には猫も暮らしていた。
家族5人。
そのうちの一人は大学生になって、
一人暮らし。
そして我が家には
眉毛がチャームポイントのシュナウザーのシュシュと
元捨て猫のシャーシャー猫のシャー子がいた。
シュシュは夜勤明けの私をいつも迎えてくれる我が家の末っ子
→今日は「風呂キャン宣言」お母さんを休んでワンコとドラマに溺れる一日
人間と犬と猫。
なかなかにぎやかな我が家だった。
シャー子が我が家の子になった日
シャー子は10年ほど前、
段ボールの中に捨てられていた子猫だった。
拾ってきたのは次女。
当時、猫が苦手だった私。
たぶん子どもたちも知っていただろう。
ところがある日仕事から帰ると、
その子猫はもう家の中にいた。
まだ小さかった娘と息子たちが、
拾ってきた小さな命に、
ミルクをあげて、
お風呂にも入れて、
一生懸命にお世話をしていた。
そんな3人の姿を見たら、
「もう一回いた場所に戻してきて!」
なんて言えるはずがなかった。
そんな風にして、
シャー子は我が家の子になった。
名前の通り、
人を見ると、「シャー」といつも臨戦態勢。
めったに人には寄り付かず、
家族にだけ、ほんの少し心を許してくれる猫だった。
だからこそ、時々誰かの膝に
ちょこんと乗ってきたときには、
誰もが嬉しすぎて、
シャー子が膝から降りるまで、
石のようにじっとして
シャー子を堪能するなんてこともあった。
そんな風に少しずつシャー子は
家族みんなを虜にしていった。
いつの間にか、
猫が少し苦手だった私も
シャー子がいることが当たり前になっていた。
このままずっと一緒にいて、
時々、一緒に寝たり、
時々、抱っこさせてくれる
そんな毎日が続くと思っていた。
だけど、ある日シャー子はいなくなった。
夜勤から帰ると、いつもならそっと覗きに来るシャー子。
でも、その日はどこにもいなかった。
何度探しても見つからず、
必死になって探した。
そして、悲しい形でシャー子を見つけることになった。
あまりにも突然すぎて、
そのことを文章にすることもできなかった。
悲しくて悲しくてブログにも書けないまま
1年が経ってしまった。
新しいニャンコが2匹やってきた
それからの1年。
ペットショップへ行っては、
猫たちの前でしばらく時間を過ごす。
そんなこともあった。
猫が少し苦手だった私は、
シャー子と暮らした10年で、
いつの間にか猫が大好きになっていたのだ。
だけど、もう1度猫を飼おうという気持ちには
なかなかなれなかった。
もしも、いつか。
迷いネコや捨て猫に偶然出会って、
行き場所がなくて困っているときには助けてあげたい。
その時には迎えてもいいのかな。
シャー子も分かってくれるかな。
そんな風には思っていた。
そして突然、
思っていたよりもずっと早く
その「いつか」はやってきた。
「里親を探しているニャンコがいる!」
そんな話が舞い込んできたのだ。
そこで家族3人+シュシュになった我が家で
会議が始まった。
猫を飼いたい息子。
もう家族が悲しむ姿を見たくないからと
反対する夫。
そして、私は
「飼いたい」と
「もう飼いたくない」の狭間の気持ち。
「一旦、里親が見つかるか待ってみる?」
「もし見つからなかったら、うちで迎える?」
なんて言いながら、
とりあえずニャンズに
会ってみることになった。
そして、ご対面。
すると、2匹のニャンズは
するすると私たちの膝に入り込み、
ゴロゴロと喉を鳴らした。
・・・。
まずい(笑)
そんな風に思った時にはもうすでに遅し。
もう引き返すのはとても難しくなっていた。
2匹とも迎えた理由
ニャンズは2匹だけで保護された兄弟だった。
たった2匹の兄弟。
我が家にもシュシュがいるし、
生き物を迎えるということは
簡単なことではない。
気軽に旅行に行くことも難しくなるだろうし、
餌代だって決して小さくない。
長女は大学を卒業して社会人になったけど、
まだ下の2人には教育費がかかる。
教育費だけでも、
我が家には結構な負担だ。
だから本当なら、
「1匹だけ」という選択肢もあったのだと思う。
でも、
いつも2匹でくっついている姿を見たら、
どちらか1匹だけを選ぶことはできなかった。
そうして、ニャンズたちは
2匹揃って我が家にやってくることになった。

シュシュとニャンズ、仲良くなれるかな
そうして、2匹が我が家にやって来た日。
我が家のシュシュはというと、
少し離れたところから、
じゃれ合う2匹をそっと見ていた。
どちらかといえば、
優しすぎるくらい優しくて、
ちょっぴり気が弱くて、
人見知りのシュシュ。
シャー子とも、
仲が悪いというわけではないけれど、
ずっとつかず離れずの関係だった。
だから、新しくやって来た家族と
仲良くできるのか。
私の一番の心配はシュシュのことだった。
やんちゃな子猫たちは
そんなシュシュにはお構いなしに、
我が家の中を走り回る。
気が付けば、シュシュの小屋に入り込み、
シュシュは全く怒ることもなく
自分の場所を譲ってしまう。
「シュシュ大丈夫かな?」
もしシュシュにとって大きなストレスになるのなら
このまま一緒に暮らすのは難しいのかもしれない。
ふと頭をよぎる。
そして、ニャンズが来て1ヵ月。
まだ、「すっかり仲良し」…とは言い難い(笑)
ぐいぐい近づいてくるニャンズにびっくりして
シュシュが部屋の隅に逃げていることもある。
でも、最近は時々3匹で
追いかけっこが始まるようになった。
その時のシュシュは短いしっぽがちぎれそうなくらい、
嬉しそうに振っている。
ニャンズたちは
そんなシュシュの涎だらけになりながら、
それでも楽しそうに走り回っている。

その姿を見るたびに少しずつほっとして
「大丈夫かもしれない」
そんなふうに思えるようになった。
まだ家族になって1ヵ月。
少しずつでいい。
シュシュとニャンズが隣で眠る姿を楽しみにしている。
シャー子がいなくなってから、
もう猫と暮らすことはないのかなぁと思っていた。
でも、今また我が家には猫がいる。
シャー子と過ごして10年があったから
今また猫と過ごす私がいる。
シャー子のことは忘れない。
むしろニャンズが来てから、
シャー子のことを思い出すことが増えた。
人間3人、シュシュ、そしてニャンズ2匹。
また少し我が家はにぎやかになった。
