受験生の夜に母ができること
夜のリビングは、
娘が走らせるシャープペンシルの音だけが響いています。
テレビもつけず、
大きな声も出さず。
受験本番を控えた我が家のリビングは、
静かで
けれど熱い戦いの真っただ中でした。
朝から晩まで机に向かう娘の横で
私にできることはもう勉強を手伝うことでも
応援の声をかけ続けることでもありませんでした。
ただ、そこにいて、
娘が少しでも心穏やかに集中していられるように
「環境」を整えること。
ピリピリと張りつめた空気の中、
足元のワンコの少し大きめの寝息と、
ストーブの上で湧いている湯気だけが、
少しだけ私の心をほっとさせてくれました。

今日はアラフィフナースの私が、受験生の娘のために
「これだけは」と続けていた、
小さな冬の習慣についてお話します。
医学的な正解というより、
母として、そしてちょっぴり看護師としての経験も重ねながら、
娘の「心と体」を冷やさないように。
きちんと眠って少しでも休めるように。
受験本番に少しでも良い状態で臨めるように。
そんな思いで選んだ、
ささやかなお守りのような記録です
夜遅くの「一杯」にゆず茶やホットレモンを選ぶ理由
時間を忘れてしまったかのように、
ただひたすら机に向かう娘。
変わってあげることはできないけれど、
何かしてあげたい。
そんな時、
私はそっと「ゆず茶」や「ホットレモン」を差し出していました。
夜遅い時間、カフェインは、
眠りに影響してしまうこともあるので
紅茶や、緑茶は避けたい。
かといって、
お水のように体が冷やすのも気になる。
だから我が家では、
ビタミンCたっぷりの甘酸っぱい一杯。
ゆず茶がないときには、
ポッカレモンに、
はちみつをたっぷり入れてお湯で溶いて
ホットレモンを作るときもありました。
ナースとしてみても、
夜遅い時間はカフェインは避けたいと思っていました。
温かい飲み物は
体も心もふわっと少し緩まるような気がします。
あったかくて甘酸っぱい一杯。
我が家にとっては、
娘がほっとできるお守りのような飲み物でした。
眠る前の習慣|香りと湯たんぽで体をゆるめる
張りつめた一日の終わりは
少しでも不安を忘れて、
ゆっくり眠ってほしい。
そんな思いで、我が家は入浴タイムに
「無印良品」薬用炭酸タブレット!を
使うときがありました。
ネロリの優しい香りが、ピリピリとした一日の空気を
少しだけ柔らかくしてくれるよ宇な気がしました。
また、炭酸効果で体もほぐし、
疲れがとれ、体もあったまるような気がしました。
娘のために選んだものだったけど、
気が付けば、私自身もその香りに一日の疲れを
癒してもらっていたように思います。
そして、お風呂にはいっている間に
そっとしのばせていたのが『湯たんぽ』です。
寒い冬の夜。
布団に入った瞬間、
足元がふんわりと温まっている。
それだけのことかもしれないけれど、
受験期の娘にはそのぬくもりが
小さな安心につながればいいなと思っていました。
布団に入った瞬間にほっとする娘の顔を想像すると、
湯たんぽを用意することは、
私の欠かせない小さな仕事になっていました。
どうか、いい夢を見てぐっすり眠れますように。
明日また頑張れる力となりますように。
受験期に母がしていたサポートについては
こちらにも書いてあります
☞母が、やっていたこと
リビングは「音のない戦場」見守る親にできること
テレビはつけない。
おしゃべりする声もない。
受験本番が近づいた我が家のリビングには、
静かな緊張感が流れていました。
この静けさを守っていたのは、
私だけではありません。
普段は賑やかな、思春期真っ盛りの長男
いつもならYouTubeやゲームで
盛り上がっている時間でも、
さすがに姉の空気を感じ取っていたのだと思います。
ピリピリとした緊張感を察して、
何も言わず、
静かに姉の隣に座り、
自分の勉強を始めるようになりました。
その不器用な優しさに
私の方が泣けてきます
「ねえね頑張れ!」
言葉にはしないけれど、
弟なりの無言の応援がそこにはありました。
次女のシャーペンの音。
長男のノートをめくる音。
そして、足元で眠るわんこの寝息。
私たち家族ができることは、
大きな励ましの言葉をかけることではなく、
ただ同じ空間で同じ時間を
静かに過ごしkとだったのかもしれません。
受験は確かに娘一人が向き合うもの。
でも、夜のリビングには
家族みんなで大きな壁の前に立っているような
不思議な一体感がありました。
ピリピリと張りつめた空気の中にも
確かに温かいものが流れていたのだと思います。
「信じて待つ」今できる精一杯の応援
振り返ってみるとこの一年は、
苦しくてもがく一年だったなあと思います。
塾代にため息をついた日。
35,000円の受験料に震えた日。
模試のたびに暗い顔する娘に、
かける言葉が見つからず、
一緒に落ち込んでしまう日。
ピリピリした姉と弟が、
激しくぶつかり合うこともありました。
でも、真剣に机に向かう娘の背中。
ゆず茶を飲む横顔。
何も言わず、
静かに寄り添う息子の優しさ。
そんな姿を見ていると、
受験は確かに孤独な戦いだけれど、
家族をバラバラにするものではないのだと思いました。
温かい飲み物を用意すること。
お風呂を沸かし、湯たんぽを温めること。
一つ一つは小さなことだけど、
その小さな時間の中に
確かに親子の、
そして、家族のきずながあったのだと思います。
母として、。
そして、少しだけ、看護師として。
結果がわかるその日まで、
私にできることは
この静かなリビングを守ることでした。
そして信じて待つこと。
同じように、眠れない夜を過ごしている受験生と、
そしてそれを見守るお父さん、お母さんがいるのだと思います。
どうか、頑張ってきた時間が園子の力となりますように。
桜の咲くころみんなの顔が満開に咲きますように!
今夜も、我が家の湯たんぽと
わんこが
静かに娘の心を癒しています。
私も余計なことを言いすぎないようにしながら、
ただそっとこの夜を過ごしています。

受験が終わった後の現実については、こちらにも書いてあります。
☞大学合格発表の喜びの後に待っていたもの|学費と入学手続きのリアル

