朝から晩まで机に向かう次女を一年間ずっと見てきました
眠そうな目をこすりながらも、毎日机に向かい続ける姿。
だからこそ親としては思ってしまうのです。

後悔しないように受けたいところは全部受けさせてあげたい。
実際娘にもそう伝えていたと思います。
でも、その言葉の裏ではいつも心が揺れていました。
スマホから次々と申し込む大学受験
ボタン1つで、35,000円。
また35,000円。
申し込み画面を見るたびに、
これ、私の夜勤、何回分なんだろう??
そんなことを考えてしまう自分がいました。
受験は子どもにとっては、未来への挑戦。
でも、親にとっては、
お金と不安と覚悟の連続だった気がします。
今日はアラフィフナースが夜勤をしながら、
受験生の娘を支えた、
冷や汗とともに直面している
大学受験費用のリアルを書いてみようと
思います。
受験から新生活までにかかった費用については
こちらの記事にまとめています。
☞大学受験から新生活まで|1年間で300万円以上かかった我が家のリアル
まるで別世界。現代の大学受験は『難解すぎる?!』
自分の受験がどうだったかなんて
もう昔すぎて細かいことは忘れてしまいました。
でも、
願書を取り寄せて、
書き損じしないよう一文字一文字慎重に書いた
あの緊張感だけは今でも覚えています。
「この一枚が将来を決めるのかもしれない!」
たった一枚の紙にそんな重みがあったように思うのです。
それに比べて今の大学受験は別世界でした。
『共通テスト利用』『共通テスト併用』
『○○方式』『高得点重視式』・・・。
一度の受験で何パターンもの出願ができる。
正直、専門学校卒業の私には
もう何が何だか分かりませんでした。
長く看護師をやっているので、
難しい薬の説明や
たくさんの書類、
患者さんとのやり取りには慣れているつもりでした。
でも、現代の大学受験にはそれとはまた違う難しさがありました。
推薦受験も含めると、
本当の受験はもっと前から
情報を集めて準備しなくてはいけなかったかもしれません。
親の私でもこれだけ混乱するのだから
勉強をやりながら
進路を考えている子どもたちは、
もっと大変だったと思います。
だからこそ私は、
親は「お金」と「スケジュール管理」を支えなくては、
そんなふうに自分を追い込んでいました。
そのせいなのかあの頃の私は口内炎だらけ( ゚Д゚)
そして、この難解で、
かつ手軽に申込み出来るパズル(受験システム)の裏側には
もっと恐ろしいものが待っていたのです。

恐怖の「ポチっと」。スマホ一つで消えていく数万円
噂には聞いていました。
「大学の受験料は高い。」と。
でも実際に向き合ってみると、想像以上でした。
今の大学受験は
一つの大学でも、いろいろな方式で何度も受けられる。
しかも申し込みはスマホでできてしまう。
まるで、ネットショッピングをするように
「ポチっと」押すだけで出願が完了してしまうのです。
その結果、
1校申し込んだだけのはずなのに
画面に表示された金額はまさかの11万???( ゚Д゚)
ちょ、ちょっと待って!
これ、本当に合ってる?
何度も確認したくなりました。
これは一体?もし、3校も4校も受けるとなると、
どれだけかかるのだろう。
受験料というより、
もう恐怖でした。
何よりも重い「ポチっと」
看護師は、患者さんに大切な点滴を始めるとき
必ず、何度も確認します。
名前。
生年月日。
薬の量や速度。
本当に間違いないかな?
緊張しながら確認します。
でも、あの時の私は、
その時と同じような気持ちで
いや、もしかしたら、それ以上に緊張して
出願の申し込み画面を見ていました。
こんなに大きなお金が動くのに、
『この受験方式で、本当に大丈夫よね???』
『この組み合わせで合っているよね?』
何度も確認しました。
簡単に押せるはずの「ポチっと」が
あまりにも重すぎる・・・。
そのボタンの先には、
娘がⅠ年間積み重ねてきた努力と、
親として支える覚悟があったのだと思います。
大学受験の前に確認しておけばよかったこと
実際にスマホで出願してみて、
事前にもっと確認しておけばよかったと思うことが
いくつかありました。
まず、大切だと感じたのは、
志望する学校をある程度しぼっておくことです。
第一希望が国公立なのか、私立なのか。
一般選抜で受けるのか、それとも、総合型選抜や、学校推薦型選抜も考えるのか。
このあたりがはっきりしていないと、
出願になってから、
親も子供もかなり混乱してしまいます。
私が特に確認しておけばよかったと思うのは、
次のようなことです。
- 志望校と併願校の候補
- 一般選抜、総合型選抜、学校推薦型選抜など受験方式の違い
- 共通テスト利用・併用を使うかどうか
- 大学ごとの出願期限
- 試験日
- 受験方式ごとの受験料
- 併願した場合の合計金額
- 入学金の支払い期限
- 必要書類
- 受験票の印刷方法
- 出願後に変更可能なこと、できないこと
特に感じたのは、併願校のスケジュールのことです。
同じレベルの大学は試験日が重なっていることも多かったと感じています。
せっかく受けたいと思っていても、
日程が重なってしまうと受けられません。
だから、出願前には、
第一志望だけでなく、
併願校や、滑り止め校の出願期限、
試験日、合格発表日、
入学金の支払期限まで、
カレンダーや一覧表にまとめておくとよかったと思います。
また私立大学希望の場合、
共通テスト利用や、併用を使うかどうかも
大きな選択でした。
共通テスト利用や併用は受験料も少し抑えられる場合も多かったです。
また、共通テスト利用は、
大学のテストを受けなくても、
共通テストの結果を提出することで、
受験することが出来るので、
スケジュール管理の面では、メリットが多いようにも思いました。
ただ、我が家の場合は、
娘の得意不得意や勉強の負担を考えて、
共通テストは一切利用せず、
大学ごとのテスト勉強に集中するという選択をとりました。
どれが正解かは、
子どもの志望校や、得意科目、
受験方式によって違うと思います。
だからこそ、早めに情報を集めて、
親子で話し合っておくことが大切だったと思います。
そしてもうひとつ、
出願後受験料を支払ってしまうと、
内容を変更ができない場合が多かったです。
大学によって、ルールは違うとので、
必ず、募集要項や、出願画面を
しっかり確認する必要があります。
スマホで簡単に申込できるからこそ、
一つ一つの確認がとても大切だと思いました。
合格の喜びの後に押し寄せた「母の現実」についてはこちらの記事に書いています。
☞合格発表の日、うれしさの後に押し寄せた「母の現実」
揺れる親心と覚悟
人生はやり直しがきく。
受験で、人生のすべてが決まるわけではない。
長く生きてきた私は経験として知っている。
それでもこの一年、
友達との時間も、
好きな人との時間も、
遊びも我慢して、
ずっと机に向かってきた次女にとっては、
この受験が人生を大きく左右する出来事に感じていたと思うのです。
親ができることなんて
本当は限られている。
代わりに受験を受けてあげることも、
代わりに勉強してあげることもできない。
だからせめて、娘が後悔しないように、
「あの時挑戦してよかった」
そう思えるように。
私は私にできることをやろうと思う。
この簡単で、重い「ポチっと」。
あのボタンには
娘の努力と、
親としての覚悟が詰まっていたのかもしれません。
進学先を決めるまでの葛藤も、別の記事に書いています。
☞大学合格発表後、進学先を選べず立ち止まる娘と母の静かな葛藤
まとめ
大学受験の出願は、
スマホ一つで簡単にできるよう時代になりました。
でも、簡単に申し込めるからこそ、
その裏にある受験料の重さや、
確認しなくてはならないことの多さに
親として、何度もひや汗をかきました。
一回35,000円。
また35,000えん。
画面上ではただの数字に見えるけど、
それは娘の挑戦を支えるためのお金でした。

通帳を見るのが怖くて震える日もあります。
それでも、
1年間頑張ってきた娘が春には満開の笑顔で笑えますように。
私は明日も夜勤へと向かいます。
娘の努力がどうか実りますように。と願いながら。
頑張れ受験生!
そして、支え続けているお父さん、お母さん。
疲れた時はちょっとだけ、いいチョコレートでも食べて
また、明日から一緒に頑張りましょう!

