肌身離さず持っていたスマホを震える手でボタンを押す
ママ!受かってた!受かってたよ!!!(涙)
私の目から涙があふれる
1年間、全てのことを我慢してきた娘を一番近くで見てきた。
(本人曰く1年間で3396時間勉強したらしい)
模試が出来なくて、泣きながら帰ってきた日のこと。
先生に「難しいかもしれない」と言われて、不安でたまらない夜のこと
私ともけんかになって、二人でたくさん泣いた日のこと。
そんなことを次から次へと思い出す。
受験が終わってからも不安な顔を見せるたびに
胸が締め付けられるような思いをしてきた。
『本当に本当に良かったね…よく頑張ったね』と声をかけて電話を切る。
電話を切ったと同時・・・。
私は学費を調べ始める!(今の感動は???)
「さっきまでの涙はどこ行っちゃったのよ?(笑)
だけれど、これが親というものかもしれない。
娘の努力が実を結んだ喜びのすぐ隣には、
現実を支える「責任」の重みが居座っているのだ。
「タイムリミット」が早すぎる‼期限VS娘の悩み
合格の余韻に浸る間もなく、
私が次に開いたのは「入学手続き」のページ
そこに並ぶ『学費納入のご案内』
(今はスマホで見るから、最大限に大きくして冷徹な数字が並んでいるのを見る!)
銀行の営業日を確認して、カレンダーに丸を付ける。
振込期限はすぐそこ!
決められない娘
そんな私の焦りをよそに
娘は合格した大学のパンフレットを必死で見比べ
ネットで、口コミを調べ
ずっと頭を抱えている。
1年前にはどこに行けるかさえも分からず抱えていた頭。
どこか1つでも行けたらと、願い続けた憧れの大学。
どっちも行ってみたい…選ぶなんてできないよ(涙)!
ぜいたくで嬉しい悩みなのだが、
本人にとってみれば、3396時間の努力の末につかみ取った
人生最大の選択肢なのだ。
「待つ私」VS「待てない私」
早く決めてくれないと振込ができない!
家も決めれない!
って言いたくなるのをぐっと抑えて、娘が答えを出すのをじっと待つ。
受験が終わって、心が晴れ晴れするはずだったのに
「ネームバリュー」や「偏差値」が心を惑わせる
娘のやりたいことと周りからの評価が私の判断も娘の判断も鈍らせる
泣いて、苦しむ娘の横で
私も苦しいと思いながら、通帳を開く(汗)
現実は甘くないけど、それ以上に娘の努力は尊い
娘がどちらを選んだとしても、私は私の娘の頑張った姿を覚えている。
(それに、たたき出す電卓の数字は変わらないしね!)
迷った先にある、本当のスタート
迷って、泣いて、最後に出す答えがどんなものであっても
私はそれを全力で応援しようと思う。
通帳の残高は減るけれど・・・ね(笑)
迷う時間もいつかきっと宝物になる
今、同じように電卓を見つめて震えてるお母さんたちへ。
「お互い本当にお疲れさまでした。
ここからまた、新しい「現実」との戦いですが
きっと最高に幸せな「現実」となる!」と伝えたい。